Me, Myself and I

All what I want to do is to spend guite regular life

ストレスと腸内フローラ

ここ数か月間、会社に行くのが本当にいやでいやで、たまらなかった。

朝起きて、眠いし、布団からなかなか起きられないし、朝食も胃が受け付けないし、よく皆こんな社会人生をリタイアまで続けられるもんだと訝しく思いながら毎日を耐え抜てきた。土日も家族で出かけても、子供と触れ合っていても、ついつい仕事の事を考えてしまう。あれをやらなきゃ、資料作んなきゃ、あれはどうやって説明しよう、そんな事を考えていると休日も気が休まらず、いつになったらこの呪縛から抜け出せるのだろうとお先真っ暗な気がして鬱々としていた。

 仕事好きなら問題ないだろうが、僕は仕事を人生の中の最優先にはしたくないタイプの人間だ。常に家族が一番大切であり、仕事はあくまでもそのプライベートを支えるための土台に過ぎない。自己実現という言葉も、成功者やリーダーシップも全く興味のない。そんな将来の方向性が見えない僕は、これまでたまたま運よく仕事にも人にも恵まれたおかげで、毎日夜遅くまで残業という日々にも何とか耐える事が出来ていた。

 それが、今年になって会社の嫌な面ばかり見えるようになりー例えば皆が皆、他人の批判ばかり言って、自己本位な存在に僕には映るようになってしまいー、ほとほと会社に嫌気がさすようになった。給料が下がってもいいから、もっと小規模でワークライフバランスのとれた会社に転職しようかなと思い始めるようになり、エージェントにいくつか登録した。

 それと時期を同じくして、過敏性腸症候群を患い、毎日下痢気味となり、食欲が失せ、精神的にも不安定な日々が続いた。残業もあって、睡眠も満足にとれないし、生まれて間もない息子も帰ってくることにはすっかり寝てしまっているし、奴隷のような気分で、メンタルが次第に弱っていく状態だった。それでも、家族の存在が唯一の心の支えとなって、なんとか会社にはいけていた。

 こんな状態では、精神的に参ってしまうのも時間の問題だと思い、メンタル的に良いと思われるものを様々な文献やら実用書やら手当たり次第に読み始めた。 

 そんな折、自己啓発本を色々読み漁っていた時、ふと腸と脳、メンタルの関係を述べた本に出会った。腸と脳みそは密接に連携し合っており、腸の調子が悪いと脳の状態にも連動し、メンタルに影響を及ぼすというものだ。そのため、その原因となる腸内環境を整えるためにプロバイオティクスをはじめ、亜鉛、ビタミンDなどのサプリやリンゴ酢を色々試すようになった。この結果、まともに飲み始めて3ヵ月くらいだが、これまであった急な落ち込みや虚無感というものがだいぶ改善された。以前は土日も仕事を考えてしまうがあまり楽しめなかったが、今は満喫できるようになった。仕事面でも朝の憂鬱が大分緩和され、食欲も戻り、憂鬱な会議などがある日も必要以上に滅入ったりすることが少なくなってきた。同時にマインドフルネスも実施するようになり、また認知行動療法の本も読み歪みを認識するようになった影響もあるかもしれないが、個人的には腸内フローラの環境改善が一番効果的であった気がする。おかげで下痢もほとんどなくなった。

当面の間は、この生活を続けてみて、腸内フローラをよりよい環境にするとともに、今の業務、常に残業とストレスと隣り合わせの状態から脱却を試みたいと思う。そのためには部署を変えるか、あるいは転職するか、今一度よくよく考えたいと思うし、それはこことは別にしっかりと書いて整理してみたい。